細工は流々

『やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、
ほめてやらねば人は動かじ』
by いそろく

今どきの子供たちって、外で遊ばないっていうじゃないですか
まぁウチも漏れなくなんですが

長男が「キャンプ」に興味を持ち始めたんですよ
大型スポーツショップでもらったアウトドアカタログを良いな~良いな~と眺めてます。こんな小学2年も可愛いなと、せっかく芽生えた感性を伸ばしてあげたいですよね
ちなみに長男がいたく気になってるのは「ラジオ」
聴いたことは無いんですよ?
なんかあのデザインが良いみたいです
テントとラジオと満天の星空があれば、争いなんて起きないのでしょう

でも
それだけじゃ腹は膨れないんですよね~
火を起こして雑な飯を食いたいじゃないですか

今日は日曜日
午前中スタッフが揃ってたので長男次男を連れて山①へ行きました
どうすれば「楽しい♪」と思ってもらえるか
実は作戦があるのです(^_-)-☆

「さぁ!勝手に遊べ」といっても出来る子と出来ない子がいますよね
誰に似たのかウチの子は後者かな
だから、お仕事を頼む事にしました
『バーベキュー用の薪を集めてくれない?』


・長男に武器を授ける
折りたたみ式のノコを長男に渡しました(物で釣りました)
「これくらいに切って~」
大人の人差し指くらいの枝を20cmくらいに切って見せる
もちろん「ノコは引く」も仕込む、片一方からだとノコが挟まるのも教え、少し浮かした方が切りやすいのも経験させる
「お~出来るじゃん♪」も忘れない
⇒勝手に太い枝も切るようになったw
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・次男に「これくらいの枝を集めて~」
大人の人差し指くらいの枝を見せ、足で折ったりしてみる
⇒僕も出来るよ!と張り合う
⇒↓こんなのまで持ってきたw
軽トラまで持てる?と聞くと、「う~ん無理かも~」
立木2本の間に挟め、テコでボキリ!
なんか喜んでた(笑)
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宝探ししない?
杭(境界)が埋まってる地図(地番の平面図)があるんだけど?

「行く行く~!」

まさか、山に登ることになるとは思って無かったでしょう
土地の所有者が書かれてる図って、高さ(標高や等高線)が記されてないんですよ
目的地は電線の鉄塔、山のてっぺんですw

おっかし~な~(ニヤニヤ)
この作業道の先に・・・山の上じゃね?(ニヤニヤ)


登り始める
道と言えるような整備されたモノではない
落ち葉や倒木、傾斜もついてるし、何より急な角度で登っていく

次男「滑る~つかれた~おんぶ~」(半泣き)
青髭「おんぶの方が危ねぇぞ!」(ニヤニヤ)

長男「ひゃ!虫・・・虫!!!」(半泣き)
青髭「熊イノシシ蛇ハチじゃなきゃ大丈夫」(ニヤニヤ)
青髭「虫だってご挨拶に来るさ~」(ニヤニヤ)


ほぼ、直頂(大した高さがない山)
いっきに開ける景色と無機質でカッコイイ鉄塔
その足元に突き刺さる境界杭
急な崖の下には綺麗な川とトミカのような車と道路


子供たち「お~~~~」
青髭「・・・(ほっ)」


降りは子供たちも足取りが軽い、でも危ない
「滑るからカカトを刺すように、チョコマカ足を動かして~」
次男はまだ難しかったけど、長男はすいすい降りてった


青髭「行けたじゃん、すっげーな」
長男「(水ごくごく)・・・は~水が旨い」
次男「アイス買って」

青髭「よし、帰っぺ~」



良かったのかどうかわかりませんが、買ってくる薪や炭では味わえない何か感じてくれたかな?
2人が作った薪は縛って乾燥させておきます
これで家の庭でBBQでもやれば、また切りに行こう!ってなるかな?


『楽すれば、何かが鈍る』とも言います
それは道具だったり、手段かもしれませんが
「楽じゃない」=「つまらない」ではないはず
当ブログに来られるマニアックな方々なら分かってくれるはず

さぁ、、、次は何を仕込もうか
仕上げをご覧じろ



~おまけ~
一番太いツル(木じゃないよ)を切った
達成感ハンパない
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